TOR ROAD
トアロード

神戸は140余年前に開港され、多くの外国人がやって来ました。
彼らの仕事場は居留地区で、居住エリアは北野の異人館でした。

トアロードはその二つのエリアを結ぶ生活道路で賑わっておりました。

当時はトアロードでしか作れない商品、またはサービスを施すお店が多く、帽子屋・テーラー・散髪屋・パン屋・ハム屋・洋家具屋、そしてペンキ屋など多くのマイスター達がトアロードで技を競い合いながら営業しておりました。

まさに、職人・匠達の町であり、日本でも大変珍しい特別な道路でありました。

時代の変化で今では多くのマイスターたちがトアロード離れしてしまいましたが、今でも業種は変わりつつも、その流れの意思を含んだセンスの良いお店がトアロードで頑張っております。

トアロードはやはり、神戸を代表する場所だなと感じております。